第4回 全日本BMXフリースタイル選手権が、2020年9月19日(土)〜21日(月)に開催されます!
自転車一つで繰り広げられる圧巻のパフォーマンス。20日(日)・21日(月)には各クラスの予選・決勝がライブ配信でお楽しみいただけます。
ライブ配信をご覧いただく前に、BMXフリースタイルの競技ルールや簡単なトリック、見所などをご紹介します。
BMXフリースタイルとは
BMX(バイシクルモトクロス)という競技用自転車を自在にあやつり技を繰り出す、今注目のアーバンスポーツ 。東京2020オリンピックからの新種目としても注目を浴びる「BMXフリースタイル・パーク」と、もう1つのフリースタイル種目「BMXフリースタイル・フラットランド」があり、同じBMXフリースタイルでも、その魅力は全く異なります。
BMXフリースタイル・パーク
複数のジャンプ台を組み合わせて作られた「パーク」の中で、豪快なエアトリック(空中技)を連続的に繰り出す種目。トリックの難易度、完成度などで採点されます。一方、転倒や着地ミスは大きく減点されるため、難易度の高い(リスクの高い)技をいかに正確に数多く決められるかが、ポイントを左右します。
競技時間:1分間×2本
採点方法:予選は2本のランの平均点で順位を争う。決勝は2本のランのうち得点の高い方が採用されるベストラン方式。決勝進出は8枠
※チャレンジクラスは競技時間は45秒、採点方法は異なる場合があります。
エアーの高さやコンボ数に注目!
ジャンプ台から飛び出し、最高到達点は5m以上。高く飛ぶほどスピードに乗ることができ、より大きく複雑なトリックへとつなげていくことができます。
また、1回のジャンプで複数の技を組み合わせる、高難度で第迫力の「コンボトリック」にも注目!
ここで、BMXフリースタイル・パークの基本的なトリックを一部ご紹介。
バースピン
ハンドル1回転。
360(スリーシックスティ)
横1回転
テールウィップ
自転車のみ1回転
バックフリップ
後方1回転
そして、これらの技を組み合わせたコンボトリックを、日本トップライダーのライディング映像でご覧ください。
フリップウィップ
バックフリップ + テールウィップ
映像:西 昂世 選手
トリプルテールウィップ
テールウィップ 3回
映像:高木 聖雄 選手
720(セブントゥエンティ)ダブルバースピン
360 2回 + バースピン 2回
映像:中村 輪夢 選手
いかがでしょう?少しトリックがわかってきましたか?
他にもたくさんのトリックがあり、組み合わせは創造力次第で無限大!大会ではMCの声でトリック名を聞きながら、迫力のライディングをぜひお楽しみください!
2019全日本選手権 パーク男子エリート決勝ダイジェスト
BMXフリースタイル・フラットランド
平らな舞台でBMXとともに回転したり、タイヤの上でバランスをとったりしながら、パフォーマンスの流れや独創性を競い合う。前後輪の両側にトリックを行う際に足を乗せるためのペグというパーツが取り付けられていることも特徴です。
競技時間:3分間
※チャレンジクラスは2分
バランス力と、追究された独創性に注目!
フロントタイヤまたやリアタイヤ、どちらかひとつを支えにクルクルと回るフラットランドは、その絶妙なバランス力が見どころ。バランスを保ち続けながらもアグレッシブに体勢を変えて技にトライする、その流れ・個性・チャレンジにも注目してご覧ください。
そんなフラットランドの技も、ほんの一部ですがご紹介します。
スカッフ
足でタイヤを蹴って進む動作。後ろに蹴ったり前に蹴ったりと様々なバリエーションがある。
グライド
ペグに乗ったまま進む動作。フロント・リヤや、両足・片足などのバリエーションがあり、重心のとり方が鍵を握る。
ウィップラッシュ
前に進みながらフロントタイヤを軸にフレームを一回転させるトリック。
ディケイド
前輪を浮かせた状態で、ハンドルごと身体を一回転させるアクロバティックなトリック。
2019全日本選手権 フラットランド男子エリート決勝ダイジェスト
とにかく直感で楽しむことがポイント!
BMXフリースタイルは、技ごとに決まった点数があるわけではなく、複合的な要素によってジャッジされています。そのため、初めての競技を見る方には採点方法などが分かりにくく感じられることがあります。
でも、難しいことを抜きにして、直感で楽しめるのもBMXフリースタイルの魅力です。「自転車ひとつであんな技ができるの!?」「すごい!」と、目で見て感じたままに楽しんでいただけたらと思います。新しい自転車競技・BMXフリースタイルの魅力を、ぜひこの機会に感じてみてください!